2014年9月30日火曜日

ポポーの販売 間もなく終了です

昨日は台風の影響であろうか、北よりの風が強く吹いた。
そのせいもあって、イチョウの実・ギンナンが大量に落果した。あわせて枝も折れて落ちた。
おかげで、樹下はオレンジの粒が一面に広がった。
腕程もあろうかというイチョウの枝が風とギンナンの重みで折れた

踏みつぶされる前に拾い集めないと・・・
これからしばらくギンナン拾いが続く。

この風で、ポポーの実もほとんどが落果してしまった。
30個ほどを拾い集めた。これだけが一度に落果したので、扱いに困る。

落下後、2日から3日で熟して食べごろとなるポポーだ。
いちどに多量の実が熟すととても捌けない。
かように旬が短く足が速い果実は取扱が難しい。
来年は予約制にして注文を事前に受け付けようか、などとも考えている。

今日(9/30)と明日(10/1)、この落果分を販売して実質的に今年のポポー販売は終了となる。
ご希望の方は、お急ぎされたし。まずはメールにてご連絡を。

今年は多数の方にお越し頂き販売もしたし、あるいは宅配便でお届けした。
いろいろな場所で、我が家のポポーが食卓に上ったはずだ。
一番遠くは鹿児島県の方にお送りした。常陸国の田舎で穫れたポポーが薩摩国に届いたという訳だ。
錦江湾と桜島を目にしたに違いない。なんとも不思議なものだ。

ポポーの時期が終わると、急に秋が深まる。

市内の山方地区・館にある密蔵院の周囲にはヒガンバナが密集して咲いており見事だ

2014年9月28日日曜日

2104年 稲刈り終了あわせて脱穀も

2014年度の稲作が最終コーナーを回り、いよいよワンサイクルが終了しようとしている。

最後の一大エポックである稲刈り+オダ掛けは23日に終了している。
続いての脱穀作業は天気を気にしながら、順次進めていたがその作業も今日(9/28)に、ほぼ終了した。
『ほぼ』というのは、すこしだけ作付けしたもち米だけは脱穀が残っているからだ。
もち米は、いわゆる一般的な白米であるところの『うるち米』よりも10日ほど遅く収穫となるのでどうしても、個別対応となるのが普通だ。

作業のスケジュールの都合で、籾の乾燥が少し足りないまま脱穀せざるをえないケースもある。
そのため、脱穀後にシートに籾を広げて、追加乾燥をすることになる。
田んぼにてオダに吊るして乾燥させたものの、乾燥が若干足りない場合には
このようにシートに籾を広げて追加乾燥させる。
昔は、藁で編んだムシロを広げて籾を乾燥させるのが当たり前になっていたが、このような作業はいまやほとんどしなくて済むようになってしまった。
今日は、久々にシートでの籾の天日干しをした。

一般に籾の含水率は15%±0.5%が理想とされる。
水分計測器などないので、経験と勘が頼り。籾粒口に含み噛み砕いて割れ具合で判断する。

このように手間暇かけて、稲は米となり、食卓へ上るのである。
八十八どころではない大変な手数がかかっている。
ゆめゆめ粗末にしてはならないのである。

2014年9月24日水曜日

NHK あさイチで紹介された『ポポー』 ご希望の方にお分けしています(宅急便配送可)。

毎日の天気予報に目が離せない。
脱穀作業の段取りが天候次第で如何様にも変わるためだ。
程よく乾いた稲も稲穂もいったん雨が降ると、またしばらく晴天が続いて再び乾くまで脱穀作業はできない。まさに運は天次第。
今年は定期的に降った雨に泣かされた稲作農家が多いようだ。コンバインが田んぼの泥濘に難儀したと多く聞く。今年に限った話ではないが、稲作に投下する労働力・資本はバカにならない。

              
空を見上げてはあれこれ考えている間に、ポポーの実が落果し始めた。
今朝、栗拾いの後にポポーの木を巡ったところ、12個収穫できた。


まだ実は少し硬いが例の臭いはすでには発せられている。
明後日あたりには食べごろだろう。
この調子で行けば、今週末から来週中ごろが落果のピークかもしれない。

今朝(9/24)のNHKあさイチで『ネットで話題 幻の果物“ポポー”』と紹介されてもいる。視聴者のブログで数多く取り上げられ話題になっている。さすがマスメディア。。すごい影響力。

                    9/24 NHKあさイチ  ポポー

       Livedoorブログ

金スマ・ひとり農業の渡辺氏にも紹介されて、NHKの朝の情報番組でも取り上げられ、ちょっとした人気フルーツとなった感がある。
すでに親戚には実をお分けした。
これから先の落果分はご希望の方にお分けしたい。
ご連絡をお待ちします。

                              
熟したポポーの実を以下のとおり販売いたします。
街のスーパーなど一般ルートでの入手は不可能なシロモノと思います。
話のネタに、いちど食べてみたいという方、ぜひ挑戦してみたらいかがでしょうか。
お問い合わせ、お申込み、お待ちしております。

■販売時期     9/24~9/30  (ただし、実が無くなり次第終了)
■販売方法     現地引き渡し・現金のみ
            したがって、直接受け取りにお出でいただける方限定
            (場所は JR水郡線 玉川村駅近く)
            
※宅急便での配送も承ることにしました。
 (別途送料をご負担願います)
 詳しくはメールでの打ち合わせにて。
                 
■販売価格     一個 200円(消費税なし)
■販売予定個数  30個 ただし、お一人様5個まで
■お申込み/お問い合わせ
            hitachi-satoyama-farm@live.jp  まで
■ご注意       生モノ、自然モノにつき、形状・品質にはバラつき有。
            No クレーム No リターン でお願いします

2014年9月21日日曜日

今年もポポーの実を販売します

今年もまもなくポポーが熟す時期を迎える。
例年(といっても一昨年から生りだしたのだが)でいえば、今月末頃が収穫の時期だ。

樹全体が大きくなり、葉っぱで覆われているので何個ぐらい実が付いているのかは正直分からないが、最低でも50個程度はあるだろう。豊作といってよい。

昨年、ご希望される方にお分けしますと当ブログで情宣をした。
すると数人の方からご連絡を頂き、わざわざお越しになられた。
枝についているポポーの実もご覧になり、感心されていたようだ。

この魅惑的で芳醇すぎる実をお持ち帰りになったが、果たして食したご感想は如何であったのだろう。
このなかなか入手困難な木の実、今年もまた皆様にお分けしたいと思う。
                              
熟したポポーの実を以下のとおり販売いたします。
街のスーパーなど一般ルートでの入手は不可能なシロモノと思います。
話のネタに、いちど食べてみたいという方、ぜひ挑戦してみたらいかがでしょうか。
お問い合わせ、お申込み、お待ちしております。

■販売時期     熟した時期(9月末~10月上旬)。当ブログでお知らせします
■販売方法     現地引き渡し・現金のみ
            したがって、直接受け取りにお出でいただける方限定
            (場所は JR水郡線 玉川村駅近く)
■販売価格     一個 200円(消費税なし)
■販売予定個数  30個 ただし、お一人様5個まで
■お申込み/お問い合わせ
            hitachi-satoyama-farm@live.jp  まで
■ご注意       生モノ、自然モノにつき、形状・品質にはバラつき有。
            No クレーム No リターン でお願いします

2014年9月19日金曜日

人面付き土器 泉坂下遺跡

常陸大宮市南部の泉地区。
そのなかでも東部である台地縁の崖の下にある字でいう『坂下』に『泉坂下遺跡』はある。これまでの調査で弥生時代中期の再葬墓が数多く確認され、平成18年には人面付き土器が出土している遺跡だ。
公共工事や住宅開発などに伴う緊急発掘ではなく、学術調査としての丁寧な発掘作業が市の教育委員会によって今も続けられている。
常陸大宮市HP   泉坂下遺跡

先日、発掘の現場を訪ねてみた。周囲の田んぼは稲刈り作業の真っ最中だった。

遺跡中央部から東側を望む。田んぼの向こうは久慈川。
同、西側を望む。向こうの森の先が大宮の市街地の台地。カワチ薬品も近い。
崖下の地で久慈川にほど近いが、けっして低湿地ではない。
南側に開けたそのロケーションは水はけの良い、そして生活水を得やすい地である。
北側に崖を配し北風も防ぎやすい。そして最大の定住のための好条件は久慈川の資源を容易に得られることだろう。
農耕を始めているこの時期としては、この地はある程度の人口を抱える定住集落ができるにはちょうど良い場所であったことだろうと思う。この地に立ち、吹き渡り来る風を吸うと、心ははるか2200年前の昔に飛ぶ。
再葬墓は、死者を土葬して何年かのちに白骨化した骨を掘りだし改めて土器に入れて埋葬(再葬)したものだ。死者を弔う精神的儀式に関連する遺跡と言って良い。古代人の高い精神文化をこの人面付き土器が語っている(ような気がする)。


邪魔にならぬよう傍から少しだけ発掘の様子を見学させてもらった。
朝夕涼しくなったとはいえ、日中は照ると日差しはまだまだ暑い。
何人もの作業員の方が地面にへばりつきながら作業を進めておられた。
この夏の作業の大変さは如何ばかりであったか。

この姿は大学生時代の小生の姿でもある。なんとも懐かしく眺めた。
こんな現場には独特のある種の匂いがあるのである。堪らないのである。

本来の勉強そっちのけで、年中遺跡発掘に没頭していたあの4年間。
何に突き動かされていたのか判らぬが、あの頃不思議な高揚感があった。
久々に遺跡発掘現場を間近に見て、眠っていたあの時の熱い思いがまた沸々と湧いてきた。

2014年9月16日火曜日

常陸秋そばの花と香り

いまちょうど、市内の至る所で「常陸秋そば」の白い花が咲き始めか、今が盛りとなっている。
我が家ではお盆に播種したので、ほぼひと月経ち、これからが満開となる。

白い花には、たくさんの蝶や蜂が群がり、思い思いに蜜を吸ったり花粉を集めている。
彼らは蕎麦が結実するようにしっかりと受粉の手助けをしてくれている。

そのおかげであの新蕎麦の香りと味を堪能できる訳だ。
         
山裾のそば畑。
咲き溢れる白く可憐な花。
群れ飛ぶ虫たち。
ただただ静かなり。
・・・・・

なんとも牧歌的、絵画的な構図である。
だが、生憎と蕎麦の白い花が放出する臭いは、例えれば「豚小屋の臭気」なのである(少なくとも小生にはそう感じる)。満開の畑の周囲には独特の臭いが漂うのである。
あの新蕎麦となった時の香りからは想像もつかないが。
少々幻滅するがこれが現実である。

2014年9月12日金曜日

9/12 業務報告

稲刈り ほぼ半分終了。
残りは白枠部分の約3反5畝ほど。

土日でどこまでできるかが勝負。天気と体力次第。
今日はマムシが3匹もいた。注意が必要だ。

2014年9月10日水曜日

鳥獣被害 ここにも

今日(9/10)の朝日新聞朝刊・茨城版に、常陸大宮市内の小貫地区では市内では生息していないはずのサルが出没しているという記事があった。ずいぶん離れている市内の小野地区や三美地区でも目撃されているというから、これからの収穫作物に被害が出るかも知れない。
困ったものだ。

一方、我が家の裏の谷津田はこんな状況になっている。
サルではなくイノシシの被害だ。
田んぼの中で楽しく走り回り、転げまわって運動会でもしたようだ。
立派な蹄の跡が至る所にある。稲をかき分け突進した跡もあちこちに。


なにもこの場所にわざわざ来て、ゴロンゴロンしなくても良いのに・・・。
結局、稲をひと株ずつ起こしながら手で刈り取りをしなければならなくなった。

深い嘆息をついたのは言うまでもない。

2014年9月7日日曜日

****業務連絡****

20140907日没終了時点で、稲刈りが終了した個所は以下の通り(赤い部分)。

今日は、昨夜から午前中いっぱい降り続いた雨が止んだ後、昼過ぎからシモカバタの西の田を刈り取り実施。
水が大量に溜まっている上に、倒伏稲多く、さらに雑草が混じっており作業は難航。
手刈りが主体とならざるを得ず苦戦。大変なコンディションでの作業となったものの、なんとかオダ掛けまでは終了。
明日(9/8)も引き続きシモカバタ・西側田んぼの僅かな刈り残り、プラス東田んぼの泥濘部分を手刈りにて作業予定。

2014年9月5日金曜日

2014年 稲刈始める

めっきり涼しくなった。

我が家では今日から稲刈りを始めた。
背戸の田んぼも、古代ハスの咲いた田んぼも。
これから半月は、刈り取り・(天日干しの)オダ掛け・脱穀・・・と忙しくなる。

刈り取った稲の束に、小さなカタツムリが。
彼もここの住人、確かに生きている。生を全うしようとしている。愛おしい存在ではないか。。

2014年9月4日木曜日

芳香ギンモクセイ


この心地よい芳香は日本人には最も馴染みの深い花の香りのひとつではないかと思う。
モクセイの香りだ。ふと感じた香りはのもとは、咲き始めた『ギンモクセイ』。
この香りが漂いだす頃に田は黄金色に染まる。

さあ、稲刈りの準備だ。
2014夏が往く。
桜の葉はひと足早く紅葉して散り始めた