2016年10月24日月曜日

ことしもフユザクラ

陽射しが夏から秋のそれに変わり始めるころに、ひっそりと花が開く。
春と秋の年に2度花を開く「フユザクラ」。

残暑が長く厳しかったり、長雨が続き日照が極端に少なかったりと、それぞれの年の晩夏~初秋の気象の変動・凸凹はあるが、数日の違いで10月中旬からちゃんと花を付ける。

付ける花の数が少なくてちょっと寂しい樹だが、秋の花見だって決して悪くない。

2016年10月17日月曜日

開け実(あけみ) 転じて アケビ

谷津田に向かう山の斜面に、自生しているアケビの木があり、毎年実を付ける。
今年もたくさんの実が付いた。それらはいま、ちょうど熟して皮が割れて、一番アケビらしい姿になっている。これなどは、まれに見る大ぶりの実だ。
外のフワフワ部分(果皮)も厚く、中のゼリー状のもの(胎座)もたっぷり入っている。
ゼリー状のドロドロはほんのりと甘い素朴な味わいだが、種がやたらと多く、とても全部食べ切れるものではない。

哀しいかな、他にたくさんの糖度の高い秋の果実があるため、注目度は低くて、わざわざ取って食べようともしてこなかった存在ではある。

この里山は、季節の果実(今だと、栗や柿や胡桃、アケビも)が溢れる場所。
米をはじめとする食料が自給できて、このような自然の恵が当たり前に、かつふんだんに身近に存在しているということは、いざというときでも十分に生活できるという安心を担保してくれる。
何気ないことだが、つまりはこれが田舎生活の豊かさではないかと思う。

2016年10月7日金曜日

道の駅常陸大宮・かわプラザにパンフ

道の駅常陸大宮・かわプラザはオープンから半年経ったが、人出も好調のようだ。
ときどき(トイレ休憩が主だが)立ち寄ることがある。

久慈川に面した広々としたオープンスペースは、そんな高台ではないにもかかわらず眺めはたいそう素晴らしい。河原にまで歩いて行けるので子供と言わず大人も楽しめるだろう。
眼下には滔々と流れる久慈川。その向こうには奥久慈の峰々。借景としては申し分のないもの。
空の広さが実感できるように、上手い具合に設計されている。
良いロケーションを選定したものだと感心する。

ここのデッキや芝生で、テイクアウトした『瑞穂牛のコロッケ』や、ジェラートを味わう人がやはり多い。店内の飲食店のコーナーはいずれも大繁盛だ。
瑞穂牛のメンチやコロッケは食券を買って、この窓口で受け取る。
熱々のコロッケを手に、眺めの良い川に面したテラスへGO!
瑞穂牛のコロッケ
季節的な来客の増減の波は当然あろうが、着実に成長していってほしいものだ。

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施設内にある『インフォメーションコーナー』。
窓口には地元の観光情報を集めたパンフレットやチラシを備付けてあり、コンシェルジェが常駐している。
実は先月から、このインフォメーションコーナーに『玉川里山はちみつ』のパンフレットを置かせていただいている。
ただし、商品(はちみつ)は出品していないので、ここでは買い求めいただけません
ぜひお立ち寄りの際には(・・・パンフレットだけですが)手に取ってご覧ください。

HP  → 道の駅常陸大宮~かわプラザ

2016年10月5日水曜日

幻のハニーナッツ、「玉川里山の胡桃と落花生 百花蜜漬け」

我が家の『胡桃』の樹がたくさん実を付けるようになった。
随分前に植えた木だが、去年から実が増えてきて今年は収穫量がだいぶ増えた。
桃栗3年だが、はて胡桃は何年だろう? とにかく長いこと実を付けなかった。
胡桃の樹と実
実が割れて、落果間近の胡桃の実
実は果肉部分が少なく、ほとんどが種の固い殻部分だ
ネットで胡桃に関する情報(殻の効率的な割り方や食べ方など)を眺めていると、『ナッツはちみつ漬け(ハニーナッツ)』なるものが健康志向の強い女性の間で人気だ、との記事が随分と目につく。
 たとえばこんな記事 → 『美味しく食べて綺麗になれる♥ナッツの蜂蜜漬けって?
実に含まれるカラダに良い成分がとにかく豊富なようだ。そしてこれまたカラダに良いはちみつのコラボとなるとさらにグレードアップし、ヘルシー&美味いとなる。
なるほど。。
そこで、我が家で採れる3つの食材(自家産の胡桃+自家産の落花生+自家産「玉川里山はちみつ」)だけでこのハニーナッツを作ってみたら面白いし、はちみつ商品の多様化にもつながる、と考えた。胡桃とはちみつには量に限度があるので限定品としてごく少量なら作れそうだ。ちかいうちに試作品を作ってみるつもりだ。
(あいにく、一般のハニーナッツに入れられているカシューナッツやアーモンドは我が家では採れないので入れられない。また、商品として正式販売するには越えねばならない各種の法律的な問題があるので、非売品として近しい方にお配りするのみだ。もちろん将来的には問題をクリアーしてゆきたいとは思う)

幻のハニーナッツ、「玉川里山の胡桃と落花生 百花蜜漬け」。
・・何かオーガニックでロハスでオシャレな感じ(の予感。。)。『100%自家産素材使用』というのがいい。ナッツ全てが無農薬でかつ有機栽培だし。

毎年、我が家のはちみつを購入してくださっている懇意の奥様グループがある。
彼女たちがこの構想に強い関心を示してくれていて、早くも『試作品の消費者モニターは引き受けさせてもらうから。できたら教えてね~♪』と。
まだ海のものとも山のものとも分からぬ計画に、なんとも熱いメッセージをいただいた。・・・・あ、ありがたい。

2016年10月2日日曜日

猛攻に耐えきれず相次ぎ落城す

写真のような連日のスズメバチによる執拗な待ち伏せ攻撃に耐えきれず、哀しくも落城してしまうミツバチの巣箱が多くなった。この巣箱も既に逃避してしまいもぬけの殻である。今年5箱目の落城になる。
出入り口に群がるスズメバチ
スズメバチトラップも数日で満杯になるし、粘着シートには半日で数え切れないほど張り付く。

スズメバチの苦しむ姿はこちら(→Youtube)

スズメバチの捕獲数はこのように多いものの、それをゆうに上回る数の飛来が続く。
だから、手の打ちようがないのが現実である。

捕獲以来半年の間、蜜を取る日を楽しみにし、我が子のように大切に見守り続けてきたミツバチは、ある日突然このような結末を迎えてしまう。突然のハチロスショックはけっこうきつい。

今年はあまりにも被害にあう巣箱が多い(そもそも今年は母数となるハチが居る巣箱が増えて多いためでもあるが)。
こんな自然環境であるのだから、一定割合の被害は仕方ないと諦めてはいる。
それを前提とせざるを得ないのだから、皆さまにお届けする『玉川里山はちみつ』を安定生産するためには、もっともっと巣箱を多く設置して、より多く捕獲して、量産するしかない。

という訳で、この秋~冬も巣箱の製作に勤しむことにした。