2017年6月3日土曜日

ブルーベリーの花と実の不思議

我が家のブルーベリーは、一部に早生の品種があるものの、大半は7月末から8月下旬までが収穫時期となる品種だ。ちょうどいまブルーベリーの実が大きくなってきている時期。今年も豊作の予感がする。まだ青くて固いうえに、口が開いた状態であるが、びっしりと実が付いている。様子はご覧のとおりだ。
今の様子
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ブルーベリーの白い花というのは、全てが下を向いた巾着型の花である。
GWの時期が花盛り
クマバチが訪花し、興奮気味に蜜を吸っている
開口部がとても狭い構造になっている。それ故に、小型のニホンミツバチなどは花蜜や花粉がある巾着型花びらの内部には容易に入ることができない。ちょっと苦手な花だ。上の写真のように、真っ黒いフワフワの毛で覆われた大型の「クマバチ」などは、巾着を無理矢理こじ開けたり、巾着の花びらに横穴を開けたりして蜜を吸うことができるので、好んで訪花する。ニホンミツバチは、クマバチがこじ開けたり花びらに開けた穴を利用し、ブルーベリー蜜を吸い、花粉を頂いている。ちゃっかりしている。
自然界で両者は花蜜を取り合う競合相手のようでもあるのだが、このように上手い具合に持ちつ持たれつの関係になっている。
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いつも不思議に思うのは、ブルーベリーは受粉して実が付き出すと、みな上を向いてくること。何のために花は下を向き、花びらが落ちた後はなぜ上を向くのか。上を向いて実を付ける必要性は何なのだろうか。なんとも不思議な植物の習性だ。
また、ミツバチ等によって受粉を効率的に進めたいのであれば、花は巾着型よりは開放型の方が望ましいはずだが、そうではないのはどうしてなのか。
かように自然界は興趣が尽きないことだらけ。まったく飽きることが無い。楽しい。

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